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一問一答 よろず相談
認知症の母を心配するご近所の進言に戸惑い
高齢の両親は2人暮らし。認知症の母は最近になって徘徊が始まり、
近所の方から「もうお父さんだけでは世話しきれないのでは」「引き取らないなら施設も考えては」
と娘の私に電話があり、ありがたい半面、正直戸惑っています。
(東京都・ぺんぺん草さん・51歳)
一問一答 よろず相談【答える人】
認知症の人と家族の会 東京都支部

発足28年になる「認知症の人と家族の会」では、
全国43支部それぞれで無料電話相談を行っている
よく事情を説明し
理解者になってもらおう


  「いざという時は、遠くの身内より近くの他人が頼りになる」というのは介護家庭からよく聞くホンネですが、介護者(この場合はお父さま)がご近所と付き合うにもコツがあります。

  「ただ話を聞いてもらいたい」場合はそのお願いだけでよいですが、何か手伝ってほしい場合は、できるだけ具体的にお願いしてみてください。周囲は何かしたくてもどうしていいかわからないし、「下手に手を出してかえって迷惑になってもいけない」と気を使っていることも多いのです。

  この相談者のように、ご近所さんの進言に困るケースもあります。たとえば「うちの場合はこうだったから」と、考えを押しつけてくるタイプ。良かれと思ってのことですが、アドバイスが役に立つとは限りません。こういう場合は気遣いに感謝を表しつつ、介護はその家その家で状況が違ってくることが伝わるように、事情を説明してみましょう。「認知症」や「施設」をめぐる偏見や噂話に、決して振り回されないようにしましょう。事情を知らないで言っていることが多いからです。

  お父さまが認知症介護を隠そうと「抱えこみ」傾向にならないために、また1人での介護は自分の決断に自信が持てなくなることも時々あることも踏まえて、ご近所の方々にお父さまの理解者になっていただけるように促されてはいかがでしょうか。
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「一問一答 よろず相談」は、『かいごの学校』(現在、休刊中)より掲載したものです。