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--- 最新医療経営Phase3 ---
<<特集 2012年医療・介護同時改定への提言 >>
医療と介護の垣根を越えたチーム医療を展開できる体制づくりを
本誌の提言
2012年度診療報酬改定に向けた本格的な議論が行われようとしているなか、編集部では理想的な医療を提供できる環境づくりに向け、検討していただきたい項目について提言をまとめた。近年の診療報酬改定では地域で必要とされる医療を実践している先駆的事例を評価する傾向が目立つ。そこで、本特集では医療の質や効率性の向上に資する取り組みを行っているにもかかわらず、いまだ点数評価されていない病院の実践事例をもとに評価すべき項目をまとめた。
・提言1:チーム医療の評価は入院基本料で反映すべき
・提言2:退院後の支援を評価して受け皿づくりを促進せよ
・提言3:中程度の急性期機能を持つ亜急性期の位置づけを明確に
・提言4:医療と介護が積極的に連携し合える評価が必要
・提言5:長期療養を認めるのか否か国民的な議論を通じて結論を
<<第3特集>>
病院・部門・人材を変える金言・名言
経営の先駆者たちが語る
医療経営の最前線で活躍する先駆者の名言には大いに感動させられるし、マネジメントを行ううえで役立つものが多い。
・「院長がオレはこれをやるんだ、それ以外は認めない」と言える時代は終わった。
桑名 斉(信愛病院院長)
・医療のことしか関心を持たないのでは、副院長は務まらない。
桃田寿津代(横浜総合病院副院長)
・病院経営にスーパーマンはいらない。
正木義博(済生会横浜市東部病院院長補佐)
・来訪者にお茶の一つも出さずに放置しているようなことは、企業の常識からは考えられない。
森川富昭(徳島大学病院病院情報センター長)
・病院の文化、組織を育むのは医師ではなくコメディカル
遠藤正樹(医療法人社団康明会法人本部事務局長)
<<特集 Part2>>
転換に伴う新たな負担と自院の“経営資源”のバランスを見極める
金融機関の目
病床転換にはヒト・モノ・カネの面で負担が生じる。効率的に進めるにはどうするべきか。転換前、移行中、そして転換後の事業運営についてのチェックポイントを、岡安保雄・みずほ銀行ビジネスソリューション部特定法人チーム参事役に話を聞いた。
・国の進める医療政策の基本は「地域完結型」。その方向に沿って地域の医療計画と自院の機能、地域から求められるニーズを踏まえた上での転換なら、積極的に評価される。
・医療機関が積み上げてきた“経営資源”を活かす計画や、必要な専門スタッフの補充、配置といった“本気度”は高く評価される。
・資金計画には余裕を持たせるべき。建て替えの前後6カ月は病院が持っている普段の実力の7割しか発揮できない。あらかじめ追加の運転資金を確保しておく姿勢があると、金融機関に与える信頼感が大きい。
・地域内の病院間での連携体制については、さまざまな情報が入手できる。バラ色の集患策を描いても、根拠がなければ金融機関の首を縦に振らせることはできない。
・転換後の医業収支についていシミュレーションを実施しておく。
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<<第2特集 Part2 >>
院長夫人のためのドラッカー講座
明日からの診療所経営に役立つ「7つの教え」
東日本税理士法人の星多絵子氏に、院長夫人向けにドラッカーの教えを解説しえもらった。ドラッカーの「マネジメント[エッセンシャル版]」(ダイヤモンド社)から、実際に活用できる7つの教えを紹介する。
・診療所の目的:顧客の創造
自院の顧客は誰かを見定める。
・市場最適:診療圏と患者数
競合があるほうが自院の独自性・優位性を見出せる。
・仕事と労働:診療所の生産性と成果
患者数と提供する医療の質という2要素のバランスをとる。
・人=資産:強みを生かす経営
職員の短所を修正しようとしてはならない。短所には目をつぶり、長所を伸ばすこと。
・専門家の課題:医師と患者の橋渡し
院長夫人は看護師、医療メディエーター、優れた受付窓口、マネジャーとして、医師と患者との橋渡し役を担うこともある。
・成果と人:失敗の分析と捉え方
失敗した個人を責めてはならない。失敗に至った原因を分析し、失敗を繰り返さない仕組みをつくり上げることが重要だ。
・マネジャーとして:経営を科学する
院長夫人は診療所においてはマネジャーである。
<<トップマネジメント講座>>
職員の定着率を向上させたい。どのような取り組みが有効か?
船井総研の誌上コンサルティング
H内科医院のH院長は組織強化のために人材教育に注力しているが、職員の定着率が低いために効果があがらず悩んでいる。
しかも退職する時期がまちまちなので、そのつど職員を中途作用しなければならない。医療機関でよく見受けられるこの人事問題をいかに解決すべきか。
医院経営を継続するためには人材の確保が必須であり、特に看護師の採用に向けた努力は常に行わなければならない。
・看護師は、結婚後も働きたいという希望を持っている人が多いので、長期間働けることに魅力を感じているようです。そこで、産休育休を利用できる体制を築くと、求人の際の大きなアピールポイントとなる。
・看護師の場合、新卒者はスキルをマスターしたいという理由から、勤務先として病院を選ぶ傾向が強い。そこで、中途採用が多くなりそう。
・一方、事務職は医療業界にとって買い手市場。景気が悪化した影響もあり、現在は大手企業を退職してでも医療機関で働きたいという人が増えている。経営面から考えると、新卒採用を強化することで医療機関の人事は安定する。ある程度の規模の診療所では新卒採用をおすすめします。
<<第2特集 part1>>
マネジメント&診療のスキルアップには時間の有効活用の視点が不可欠
悩める開業医の現状
院長には医師としての診療の最前線に立つことと同時に、経営者として診療所全体のマネジメントを行うことも求められる。もちろん、本来業務である医療の提供に専念できることが理想だが、昨今の診療所の競争激化などで、マネジメントの面で思うように時間を活用できていない現状が明らかにされている。
・在宅医療への対応や患者ニーズの多様化、休日診療の実施などにより、開業医は多忙になった。その結果、自身のレベルアップが思うように図れない。
・開業ラッシュにより競争が激化し、診療所自体のマネジメントが適切にできなくなっている。
・そこで、限られた時間を有効活用し、院内・院外マネジメントと診療のスキルアップを両立させる必要がある。







