最新号 『厚生労働』10月号
特 集 意思表示で生き方を考える 命や思いを大切につなぐ移植という方法
厚生労働の政策は、「国民生活の保障・向上」と「経済の発展」をめざしており、国民の誰にとってもかかわりの深い分野を取り扱っています。
月刊『厚生労働』は、身近なこれらの政策が今後どう変わり、私たちの暮らしにどんな影響を及ぼすのか、さまざまな制度をどのように活用すればいいのか、わかりやすく伝えます。
MHLW TOP INTERVIEW 北村有起哉さん(俳優)
背景や軸を持っておくことで
どんな役にも説得力を持たせる
ギャル文化と出あった主人公・米田結(よねだ・ゆい)が栄養士として、“縁・人・未来”という大切なものを次々と結んでいく平成青春グラフィティ、NHKの連続テレビ小説『おむすび』が9月30日からスタートしました。本作で主人公の父親を演じる北村有起哉さんに、役の魅力や役づくり、この作品を通じて知った栄養士の仕事について聞きました。
特集1 意思表示で生き方を考える 命や思いを大切につなぐ移植という方法
1997年に臓器移植法が施行されてから、本年10月で27年となります。この間、臓器移植の認知度は上がってきていますが、臓器移植を希望して日本臓器移植ネットワークなどに登録している人は約1万8,000人なのに対して、脳死下および心停止下における臓器提供件数は年間で約150件に留まっております。また、角膜疾患による視覚障害者は約1万9,000人おり、角膜移植を心待ちにしている人が約2,000人いると言われています。
本特集では、10月の「臓器移植普及推進月間」に合わせて、臓器移植・角膜移植の正しい知識や現状、当事者や支援者(医療者や臓器移植コーディネーター)の声、臓器提供の意思表示をすることの重要性についてお伝えします。
- Part1
- 解説 臓器移植を正しく知ってもらうために ~意思決定・表示のためのヒント~
- Part2
- 視点 命や思いが結ばれていく輪 ~ドナーとレシピエントをつなぐコーディネーター~
- Part3
- 角膜移植 角膜移植の今 ~視力回復の可能性を求めて~ 対談 移植前に医師と患者がしっかり話し合うことが大切
TOPICS
薬局にマイナ保険証の
メリットについて聞いてみよう!
マイナ保険証(マイナンバーカードの健康保険証利用)は病院や診療所、薬局で利用できます。東京都港区にある日本調剤虎ノ門薬局に、マイナ保険証の利用状況やそのメリット、周知の工夫などについて聞きました。
特別企画1 「聞こえる」を大切にする 「聞こえにくい」「聞こえない」に寄り添う(前編)
現在、難聴の患者数は約1,430万人(国民全体の約10%)いると言われています。難聴の原因はさまざまで、年齢などにかかわらず誰しもがなる可能性があるものです。
本企画では、主に成人の難聴についての正しい知識・情報を発信し、その予防と早期発見・早期受診の重要性を解説します。
前編(後編は次号)では、難聴の現状、聞こえなくなることのリスクや日常生活への影響、医療機関にかかるきっかけ・タイミング、難聴の人とのコミュニケーションの取り方、国の支援などについて、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の先生方を招き、話し合いました。
その他注目の記事!
特別企画2
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使おう! リフィル処方箋
~着実に増える利用回数、生活習慣病やアレルギー性鼻炎の利用が多い傾向~
特別企画3
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「長期収載品の選定療養」導入 Q&A
10月から「医薬品の自己負担の新たな仕組み」がスタート
連載
- 〈今月のPICKUP〉
- 〈今月のイベント〉
- 〈未来のつぼみ〉 過去と未来をつなぐ「援護行政」に携わる
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〈人生を広げるSide Business〉
味の素株式会社 ×
海外進出企業を支援するコンサルタントを業務委託契約 - 〈「ひとりじゃない」を知ってほしい 居場所図鑑〉 子育て支援 ママがつらい・きついときに弱音を吐いて頼れる社会へ
- 〈病院ウォーカー ~「病床の機能分化」を知ろう~〉 「ナショナルセンター」機能 患者サポートと希少・難治性がん対策を重視する“がん治療のけん引車”
- 〈みんなで知ろう! からだのこと〉 脳卒中ってなぁに?
- 〈食事にひそむキケン ~おいしく安全に食べるヒント~〉 ノロウイルス
- 〈キャラクター辞典〉 労働基準局広報キャラクター たしかめたん
- 〈技能の道〉 とび 藤原瑠偉さん
- 〈海外からの便り〉 英国