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      今回は、伊勢原協同病院(神奈川県伊勢原市)栄養室での取り組みをご紹介しましょう。 栄養室の杵淵香純さん(管理栄養士)からの情報提供です。
     
     職員向け地場野菜頒布会

     「職員向け地場野菜頒布会」が発足から3年目を迎えました。 地元農家グループより、毎週1回、500円でその時採れる旬の野菜セットを栄養室でとりまとめて、院内メンバーに配布しています。 30名で始まった頒布会ですが、新鮮・安いと評判を呼び、様々な職種のメンバー構成で、現在会員数は60名まで増えました。

     きっかけ

     10名の地元農家グループに直接野菜を納品してもらい、当院の病院給食に使用しています。土作りにこだわって堆肥しか使わない、 農薬は極力使わないと真面目な農家の方たちです。納品される野菜、これがまた新鮮でみずみずしく、とてもおいしいのです。 この野菜を職員にも食べてもらいたい、地産地消を広めて、お世話になっている農家グループに還元したい、 こんな思いから始まりました。

     頒布会だよりを通して

     毎週頒布会だよりを作り、野菜と一緒に配布しています。その回で配る野菜を使って、 忙しい看護師さんが簡単に作れるレシピの紹介や、その野菜の栄養などの豆知識を掲載しています。 レシピは私が必ず家で試作し、材料、調味料を確認し、写真を撮って作成しています。頒布会に登場する野菜の中には、 マイナーな野菜、どうやって食べたらいいの?と困る野菜-たとえば十六いんげん、モロヘイヤ、春菊など、レシピをそえることで、 「助かった」「初めて食べたけどおいしかった」などの声が聞かれました。「自分では買わない野菜だけど、 セットの中にあって食べてみたらおいしかった」といった声を聞くと、とてもうれしく、やりがいを感じます。

     頒布会を利用する7割が働くお母さんです。私もその一人として、家族の健康のために野菜の料理をしてほしい、特に子供には、小さい 頃からきちんとした食習慣をつけてほしいという思いがあります。頒布会を通して、『家族の健康はお母さんにかかっています。野菜をし っかりたべよう』というメッセージを送り、少しでも手助けができればと思っています。

     頒布会アンケート結果