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人間性豊かな活力のある地域社会の創造をめざす 総合ヘルスケア情報企業
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  • これぞ自慢の工夫!
     
      初回は、つい先日まで急性期の民間病院で働いていたKさんに登場いただきました。

    ―Kさんは100円ショップに注目して、さまざまな工夫をしていらっしゃいますが、 そのきっかけを教えてください。

    [ Kさん ]
    私の職場では予算が潤沢にはありませんでしたから、コスト面でのやりくりが課題でした。 食材もそうですが、特に道具には工夫をしました。こちらが用意したものでも、 実際に使う病棟とのズレがあることもあり、先方から要望が出てきます。 カタログで探し、見積もりをとっても予算と合わないことがしばしばでした。 経管栄養に使う道具に関して、ある日、100円ショップを覗いたとき、 「これは使えるかもしれない」とピンときました。さっそく購入して、 病棟と話し合いをして、実践で使えるようにしました。  おそらく、みなさんもやっていることかもしれませんが、私の工夫を3つご紹介したいと思います。
     
    経管栄養剤用計量カップ
     必要な分だけ栄養剤を使った残りを保管するカップで、ふたがぴったりと締まり、目盛りがあり、 注ぎ口がきちんとしているものがないかと、病棟から要望があり、当時は見つかりませんでした。 そのとき、100円ショップで見つけた容器に目盛りをつけ、計量カップに使用してみたところ、 非常に便利で、病棟からも好評でした。

    製氷皿
     ソフト食導入の際、人数が少なかったので、 製氷皿やお菓子の雪見大福のカップやチョコレートが入っていたギザギザの箱(肉のソフト食用)を利用しました。 栄養用の既成の型は値段が高いですが、 製氷皿は、安くていろいろな型が出回っています(いちご、りんご、ハート、星、マル、ダイヤ等)。 また、お菓子を食べているとき、カップや箱など形や大きさなどさまざまで、 「これは使える!」と気づきました。

    食札用カゴ
     病棟や調理の現場で食札を使っているなかで、工夫はできないかと考えました。 食札のカードは割れやすく、不安定なところにはおけません。高いところだと、 背の小さい人には不便です。そこで集めやすく落ちにくいという観点から探したのが、このカゴです。 ワゴンの前に引っ掛けて、食札は中に整然と並べておけます。非常に使い勝手もよいものです。  みなさんの工夫を大募集いたします。 業務効率化、コスト面、教育、どんな観点からのものでもかまいません。お気軽にお寄せください。