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    今月号の特集
    被災地へのメッセージ
    今月号の特集
    震災メッセージ・タイトル
    ◆投稿メッセージのご紹介
     
     
    ・『被災地の映像から知った「食の力」、「笑顔の力」。
    そして「支える力」を鹿児島から』
    JA鹿児島県厚生連
    油田 幸子氏

     震災1週間後のニュースである介護施設に勤務する管理栄養士さんの姿が報道されました。悲惨な状況のなか、「食の力」と「笑顔の力」を信じて高齢者の皆さんの手をとりながら、一人ひとりに話しかけている姿です。彼女のコメントは"最低限の食事と暖かさがあれば..."でした。最低限の食事そして暖かさ~これは何なのでしょう。まさに命をつなぐ源は、食事だと言うことです。"命"は体と心です。救急のときの栄養管理は栄養素をはるかに超越した「食の力」を信じることなのかもしれません。
    5日目にやっと福島の管理栄養士さんと連絡が取れました。開口一番「生きてるよ! でも、あと2日で食料が尽きるの。でもどうにかなるわよ! 患者さんの分は何とでもするから」...いつもなら近い東北はこんなにも遠い地なのだと言う事を実感させられました。文明のなかにいて、自然の驚異に足元をすくわれ、何もできないことを歯がゆく情けなく腹立たしく思ったことはありません。
    いま東日本は新しい未来に向けて動き始めたと思います。全国の管理栄養士・栄養士さんたちも人間の最大の財産・健康な心と体を取り戻すために動き始めました。しかし求められる被災地での生活の再生は膨大な時間と強靭な精神力を必要とします。ご一緒にいま必要なこと・これから必要なことを考え、そして実践していきましょう。
    鹿児島は一年中緑の絶えることのない環境です。私たちも"できること"を探します。でも、皆さんがいま必要なことはすぐSOSをだしてください。これから必要なことは遠慮なく伝えてください。鹿児島県の南大隅町役場では被災された方で鹿児島に移住して、管理栄養士として活動することを希望される方を窓口を広げてお待ちしています。また、肝属地区の中学生は秋に大船渡の子ども達と一緒に稲刈りができることを目標に田植えをしました。黄金色の田んぼの中に子ども達の笑い声が響き渡る光景が今から見えるようです。こうした活動はこれから鹿児島のあちこちで広がっていくと思います。
    鹿児島の栄養士の仲間は挙って皆さんとご一緒に考えていこうとしています。皆さんからのお声かけをこころからお待ちしています。

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    ◆リンク
     
     
    ・日本赤十字社 「東北関東大震災」  

     http://www.jrc.or.jp/l2/Vcms2_00002082.html