栄養・食事 > 被災地応援プロジェクト > ◆投稿メッセージのご紹介『被災地の友人に学んだこと』
東北地方太平洋沖地震において、大変な被害を受けられた皆さまに、心よりお見舞いを申し上げるとともに、1日も早い復興を心よりお祈りしております。 被災された地域の管理栄養士・栄養士の皆さま、それぞれおかれている状況、環境の違うなか、さらに原子力発電所の被害も加わり大変な思いで日々過ごされていることと思います。 私の友人も被災地にある病院に勤務しています。病院の建物は無事だったそうですが、熱源の確保、食材の手配、不足する栄養素の供給など、大変苦労したと伺っております。 あらかじめ3日間の備蓄品の確保と災害時のマニュアル作成はしていたものの、必ずしもマニュアルどおりにはいかなかったそうです。入院患者さんの栄養管理はもちろんのこと、日々の業務のなかで緊急事態が起こっても対応できるとっさの判断力を身につけ、自信をもって行動することなど、日々の積み重ねが重要であるということを友人から学びました。 被災の状況、復興への状況は地域によりさまざまで、4月現在、支援物資の提供が進んでいるものの、野菜、牛乳などの不足からくる栄養のアンバランスから起こる健康問題も出てきていると聞いております。時間の経過とともに被災地からの要望は、刻々と変化していくと思いますが、日本全国の管理栄養士、栄養士の仲間、それぞれがその状況に応じて協力出来る精一杯のお手伝いができればと思っています。
http://www.jrc.or.jp/l2/Vcms2_00002082.html