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原田匡氏 HERO-介護業界を切り拓く挑戦者たち
  介護元気化プロジェクト株式会社はその社名のとおり、介護業界を元気にすべく快進撃を続けている、今注目の介護事業者だ。1つ目のデイサービスは初月から営業黒字を達成。 2つ目は1年未満でなんと稼働率100%を実現した。なぜ、そんなことが可能だったのか。代表取締役の原田氏は、「自分が学んだ『経営』を忠実に実行しているだけ」だと言う。
  「頑張っているのに『正しい経営』『効率的な経営』を知らずに苦しんでいる介護経営者は大変多い。 そんな方々のお手伝いをすることで、業界全体の"元気化"に貢献したい」というメッセージを、原田氏が歩んだ道のりを通じて紹介する。
 
成功と挫折から見えてきたミッション
  原田氏の経歴をちょっと読んでみてほしい。エリートで順風満帆、スマートな人に見えるだろう。しかし、実際は大きな挫折をして悩み苦しんだ経験を持ち、何よりも現場を愛する"泥臭い"人間だ。

  26歳の時に、父親とともに引越会社を創業。原田氏は持ち前の営業の才を発揮し、会社は急成長した。しかし、組織の成長とともに父親と経営に対する考え方の違いで激しくぶつかるようになる。 思い悩んだ原田氏は、父親と袂を分け、独り会社を離れることを決意。 「今のままでは私も父も共倒れになる、と思っての苦渋の決断でした。子どもの頃から大好きで尊敬していた父を裏切る気がして、当時は本当に辛かった」

  その後、原田氏は「経営とは何か」の答えを求めてコンサルティング業界へ転身。そこには引越屋時代に渇望していた「人や組織の活性化」「正しい会社経営」の原理・原則が体系だって存在していた。 「この知識が初めからあればもっとうまく経営できたのに」--。

  だが、時すでに遅し。転職から2年後、父親の会社はどうにもならない状況に陥っていた。 「自ら立ち上げた会社の倒産処理をするのは本当に情けなく、屈辱的だった」と悔しさを滲ませながら振り返る。

  こうした経験から、原田氏は一人でも多くの経営者に「正しい経営」を伝えることをミッションとして掲げるようになる。同時に「小予算・短期間で売上を伸ばす方法」 「好ましい組織風土をつくる5つの視点」「人が育つ組織の3原則」など、元経営者の視点も加え、さらに実戦的なノウハウを構築。 コンサルタントとしても手腕を発揮し、多くのクライアントを成功へと導いていった。 しかし、そんな活躍を遂げる一方、かつての経営者感覚を失いつつある自分に気づく。 「多くのコンサルタントは自分自身で決してリスクをとろうとしません。恥ずかしい話ですが、私自身もいつの間にかそんな仕事の姿勢に慣れてしまっていました。 しかしそれでは、自分や社員の人生を抱えて頑張る経営者にとって真に価値ある存在にはなれない」

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原田匡氏 ◆はらだ・ただし
介護元気化プロジェクト株式会社
代表取締役
日本社会事業大学大学院在籍
1970年生まれ。京都大学法学部卒業。大学卒業後、父親と引越事業の会社を創設。 3年で年商3億円の急成長を果たす。2001年、経営コンサルティング業界に転身。以降、500を超える経営者と出会い、50を超えるプロジェクトを経験、多くのクライアントを成功に導く。 07年、介護事業を営む会社の全国展開支援を開始。08年より現職。
 
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