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人間性豊かな活力のある地域社会の創造をめざす 総合ヘルスケア情報企業
医療コミュニケーター・資格の認定
医療コミュニケーターの業務に必要な知識とスキルを修得していただくため、所定のカリキュラムに沿った合計21時間の講座を受講していただきます(座学15時間、実地研修・ロールプレイ6時間)。
カリキュラムおよび教材は「NPO法人全国在宅医療推進協会」が監修しています。
講座修了者には、「NPO法人全国在宅医療推進協会」から「医療コミュニケーター養成課程修了証明証」が発行されます。
※修了証明書と携帯用の身分証が発行されます
 
NPO法人 全国在宅医療推進協会(全在協)
活動目的
全国の在宅医療および在宅ケアに関する情報を収集・整理し、これに関わる医療スタッフとともにこれを共有し、国民に対してその成果を発信することによって、わが国における在宅医療および在宅ケアの健全な発展を推進する。
主な活動内容
・各種研修会、勉強会、セミナーを開催
・メールマガジン『在宅医療とホームケア@Mailmagazine』の配信
・『ファミリーケア大賞』の主催
理事長 神津 仁(神津内科クリニック 院長)【東京都】
 
患者、医療者双方に必要なキーパーソン
神津仁理事長  医療においては、医師をはじめとする医療者と患者のあいだに情報量の差があります。 また、両者に同じ量の情報があったとしても、医療の専門性は高く、患者自身ですべてを理解・判断することはできにくいでしょう。 ここに医療における医療者と患者間のコミュニケーションの難しさがあります。
 診察の際に、患者側のさまざまな情報が必要ですが、特に高齢者や子どもの場合、この聴取に困難を伴うことがあります。 したがって、家族などの同行が必要となるのですが、家族構成や社会構造の変化によってそれが叶わないケースも増えています。
 1つの病医院に配置されている医師の数は限りがあり、1日の診療可能時間にも限りがあります。 もし、コミュニケーションに難のある1人の患者に対して、情報のやり取りに多分な時間を費やすと、次々と来院する他の患者の診療時間が減ってしまいます。 こういったことも現在の「医療崩壊」の一因になっているのです。
 つまり、患者、医療者双方にとってもコミュニケーションを仲介する専門家が必要なのです。 それが、患者の生活背景を正しくとらえて医療者に伝え、治療・療養における注意事項を持ち帰って家族・介護施設等に伝える存在である 「医療コミュニケーター」なのです。
 「医療コミュニケーター」は現代社会において正しく医療を機能させるキーパーソンとなり得る存在ではないでしょうか。