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2019年10月号
2019年10月号

特 集

静脈栄養から経口摂取へ

アウトカムにつなぐ脂質活用最前線

毎月20日発行
A4判 68ページ
定価:本体1,100円+税
定期購読料:本体13,200円+税
 

今月の特集

特集 静脈栄養から経口摂取へ
アウトカムにつなぐ脂質活用最前線

"静脈経腸栄養管理で、どう脂質を加えるか"......。 これが、NSTが普及し始めた頃、栄養管理で課題となっていたという。 今では糖質によるエネルギーアップが難しい患者の栄養管理においては、脂質による改善策がとられることも増えている。 そこで、今号では脂肪酸の可能性と活用法について、改めて見直していく。

CONTENTS
概説
脂肪酸ごとの特性を活かし
栄養管理の成果を導こう
丸山道生 先生(田無病院 院長)
解説1
周術期における脂肪乳剤の活用法と
必須脂肪酸の特性を活かした栄養管理を学ぶ
谷口英喜 先生(済生会横浜市東部病院 患者支援センター長/栄養部 部長)
解説2
ステージⅣがん患者の治療に奏功する
中性脂肪酸を活用した新たな食事療法
古川健司 先生(多摩南部地域病院 外科医長)
事例
中鎖脂肪酸で粥(酵素粥・全粥)の栄養価を高め
退院後の生活を見据えたリハを支える
東京都リハビリテーション病院
TOPIC
製油メーカーがめざす
冷凍食品での日常的なDHA・EPA摂取

その他注目記事!

●RD's Kitchen~メニューをどうぞ~
移行えんげ食
社会医療法人財団 大和会 武蔵村山病院(東京都武蔵村山市)
●フードサービス最前線
社会福祉法人 松友福祉会 特別養護老人ホーム
くすのき・めぐみ苑(広島県三原市)
●今月の人〈Bright Youth〉
松島祥子(日本赤十字社医療センター)
●病院・施設の栄養サポートおやつ〈第70回〉
エネルギーアップ 小豆入りミルクパフェ
●Convention Report
近年、可能性の拡大が期待される中鎖脂肪酸の臨床での活用
●Leader's School
【Lesson1】    フィジカルアセスメントから画像診断まで
臨床栄養管理のスキルアップ講座
谷口英喜 (社会福祉法人恩賜財団済生会横浜市東部病院 患者支援センター長)

【Lesson2】    在宅で患者を支えて看取る栄養評価と
マインドアセスメント
岡田晋吾 (医療法人社団守一会 北美原クリニック 理事長)

【Lesson3】    疾患ごとに学ぶべきこと
~急性期から慢性期まで~
宮島 功 (社会医療法人近森会 近森病院 臨床栄養部 部長代理/医学博士/栄養経営士)
●栄活!
一 "その人らしさ"を支える特養でのケア
横山奈津代
二 命に向き合う在宅医療物語
永井康徳
三 プレゼンテーション力を高める
真壁 昇
四 栄養士が知っておくべき薬の知識
林 宏行
五 時代の空気を読む
藤井将志
六 食べることの希望をつなごう
豊島瑞枝
七 お世話するココロ
宮子あずさ
●Dr.米山診療記 患者とともに生きよう
第百三十八話「機内食の不自由さ」
●栄養指導で"あるある!こんなこと"〈第75回〉
患者さんとの会話から栄養士のコミュニケーション力を磨く
田村佳奈美(福島学院大学短期大学部 食物栄養学科講師 管理栄養士)
ほか

次号予告 2019年11月号(2019年10月20日 発行)

特集 咀嚼と嚥下の組み合わせがポイントです!
病態に適した嚥下調整食のつくり方

嚥下調整食の提供にあたっては、食べる機能のレベルを見極めることが欠かせない。第一に嚥下機能にばかり目が向いてしまいがちだが、咀嚼機能も食べる機能の1つであり、咀嚼機能への理解も必要となる。そこで本特集では、嚥下機能障害および咀嚼機能障害の評価と、それらの評価をどう嚥下調整食に落とし込むのかについて考えていく。

栄養士応援企画 管理栄養士の"あるある"エピソード

管理栄養士であれば思わず「あるある~! 」うなずいてしまうようなお話をご紹介!