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2020年4月号 Vol.428
2020年4月号
特集
本人の「心づもり」を共有するために
患者・家族が納得できる
「人生会議」
毎月10日発行
A4判変型 96ページ
定価:本体1,200円+税
定期購読料:本体14,400円+税
 

今月の特集

特集 本人の「心づもり」を共有するために
患者・家族が納得できる「人生会議」

ACP(Advance Care Planning)の重要性、必要性に対する認識が現場を中心に高まるにつれ、なじみやすいよう「人生会議」という名称も新設されるなど、政策面での後押しも本格化してきた。とはいえ、とりわけ一般レベルでは浸透しているとは言いがたく、また行政、医療主導で進めることに対する懸念も聞かれる。そこで本企画では、患者や家族が納得するかたちで人生会議を進めるために、医療側に求められることは何かを、体制、スタッフの対応、それを後押しするための病院の姿勢などについて、多角的な声を聴きながら考察する。

● 解説 ACPとは何か
患者の意思の実現を考える
本人目線での支援の取り組み
小川朝生
国立研究開発法人国立がん研究センター東病院 精神腫瘍科科長
先進医療開発センター 精神腫瘍学開発分野分野長
● 視点① 行政の視点
行政からの一方的な働きかけではなく
自発的な取り組みの気運づくりがカギ
島田志帆
厚生労働省医政局地域医療計画課 在宅医療推進室室長
● 医師の声 高齢者医療の立場
本当に意思疎通がとれていれば
ACPは必ず要するものではない
竹川勝治
医療法人社団愛育会 理事長
● 看護師の声 急性期現場でのACP
ACPにつながる専門外来を開設した
治療の受け方支援「ライフサポート外来」
北村愛子
大阪府立大学 看護学研究科急性看護学教授
急性・重症患者看護専門看護師
● 視点② 医療×企業の視点
生命保険をきっかけに
人生会議を考えてみよう
鳥崎哲平 国立大学法人熊本大学病院緩和ケアセンター 特任助教(麻酔科専門医)
 ×
岩井裕太郎 ジブラルタ生命保険株式会社 新宿支社新宿第十営業所 営業課長
シニア・ライフプラン・コンサルタント
● 取り組み① 全診療科で実施
患者本人と家族、地域を巻き込み
患者の思いや言葉が見える仕組みづくりに尽力
地方独立行政法人大阪市民病院機構
大阪市立総合医療センター(大阪市都島区)
● 取り組み② 緩和ケア病棟
「面」で患者に向き合い本人が切り出したい時に
いつでもどこでも対応できる体制を敷く
社会医療法人博愛会 相良病院(鹿児島県鹿児島市)
● 追記 十人十色のACP
人生会議を通じて得るべきものは
「書面」ではなく患者・家族の「納得」
病院トップの経営者魂
地域に必要とされる
"ニッチ"で"タイト"な医療を強みに挑戦を続ける
齊藤 晋 社会医療法人アルデバラン理事長(札幌市手稲区)
病院新時代
診療圏と機能を拡大した新病院で
被災からの「創造的復興」を実現
医療法人城南ヘルスケアグループ くまもと南部広域病院(熊本市南区)
看護職副院長が語る 経営カイゼン彩々
「全部署のピン」として
環境改善と人材育成に努める
金山萬紀子 特定医療法人社団三光会 誠愛リハビリテーション病院(福岡県大野城市)
緊急レポート 徳洲会が医療大学を開校
徳洲会の理念を体現する
看護師を育てる大学が今春誕生
 

次号予告 2020年5月号 Vol.429(2020年4月10日 発行)

特集 医事の生き字引が語る
2020年度診療報酬改定はこう読む!(仮題)

2020年度診療報酬改定は、入院料体系が改まった18年度改定に比べて「小ぶり」「穏やか」といった評価が散見されるが、一方で「個別改定項目について」だけでなく、「新旧対照表」も読み込むこと求められる。また医療職の働きを多角的に評価する動きも見られ、「改定への対応は医事課だけでは無理。人事労務課も動員すべき」との指摘もある。そこで今回は、2020年度改定の正しい読み方と対応策を、その道のエキスパートに語っていただく。