since1980
人間性豊かな活力のある地域社会の創造をめざす 総合ヘルスケア情報企業

2019年8月号 Vol.420
2019年8月号
特集
病床稼働率アップに不可欠
生活困難に応える
入退院支援
毎月10日発行
A4判変型 96ページ
定価:本体1,200円+税
定期購読料:本体14,400円+税
 
『最新医療経営 PHASE3』2019年7月号
 お詫びと訂正

『最新医療経営フェイズ・スリー』7月号94ページ「トピックス」において、誤りがありました。

ミニストップ株式会社開発本部法人開発部
(誤)フリーダイヤル 0120-41-2082
(正)フリーダイヤル 0120-324-109

関係各位、読者の皆様にお詫びし、訂正いたします。

今月の特集

特集 病床稼働率アップに不可欠
生活困難に応える 入退院支援

たとえ入院単価が安くなっても、空床よりはマシ――は、過去の話。病棟運営は今、「病床稼働率を向上させながら、一人ひとりの患者の在院日数は短縮させる」という二律背反の課題に直面している。ただ、その患者の大半は高齢者で、かつ患者の抱える課題は「医療」だけでは解決できないものも多い。とりわけ近年は、老老世帯、高齢単身世帯、あるいは生活困窮など、生活困難が理由となって退院が滞ることが珍しくなくなっている。本特集では、そうした現場の実情を当事者の声を通じてレポートし、求められる入退院支援のあり方を考察する。

● 提言
MSWのアセスメントが
医療・経営に貢献する
小林 裕一郎
株式会社KuMu代表取締役/社会福祉士
● 座談会
病病・病介連携の「隙間」に
本当の患者支援ニーズはある!
網代祐介
医療法人社団光仁会第一病院 医療福祉連携室長
逸見友美
医療法人社団明芳会イムス東京葛飾総合病院 医療福祉相談室課長
梅原光江
医療法人社団嬉泉会嬉泉病院 地域医療連携室長
中根重宜
医療法人社団玲瓏会金町中央病院 地域連携室
● 地域の声
利用者の生活の質向上には
病院との連携が不可欠
根田一成
株式会社ケアーズ白十字訪問看護ステーション
管理者/主任介護支援専門員
● 寄稿
多職種がSW機能を務め在宅復帰7割
全128床で地域包括ケア病棟1を取得
鈴木 学
医療法人笠寺病院 事務長
● ケース1
入院時や病棟で多職種が
専門性を活かしてかかわる
独立行政法人地域医療機能推進機構 群馬中央病院(群馬県前橋市)
● ケース2
「パスに乗らない患者」が
多数のなかで求められる退院支援
医療法人財団興和会 右田病院(東京都八王子市)
● ケース3
患者の状態把握は「時間軸」も重要
病棟・在宅ともこまめに情報共有
医療法人社団富家会 富家病院(埼玉県ふじみ野市)
● まとめ
医療や介護を越えた支援
入退院支援はその第一歩になる
病院トップの経営者魂
地域で必要な医療を見据え
地域医療連携推進法人を設立
新しい価値の創出をめざす
服部智任
社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス
海老名総合病院病院長
(神奈川県海老名市)
病院新時代
安全で効率的な医療の提供と
スタッフの働く環境整備を両立
医療法人社団医修会 大川原脳神経外科病院
(北海道室蘭市)
わがまちの医療
第14回 兵庫県神戸市
神戸市/神戸市立医療センター中央病院
神戸メディカルケアパートナーズ/株式会社日建設計
時代に対応できる
「成長する」病院づくり
 

次号予告 2019年9月号 Vol.421(2019年8月10日 発行)

特集 「ヒト」「モノ」「カネ」を活かす!
令和時代の介護(仮題)

令和を迎え、介護は大きな転換期に差しかかっている。要介護者の大半は医療を必要とし、介護サービスにおいては高い専門性、医療的視点を踏まえたケアが求められるようになった。そこで、医療・介護の一体的提供を可能とする、病院の機能を考察する。