since1980
人間性豊かな活力のある地域社会の創造をめざす 総合ヘルスケア情報企業

2019年5月号 Vol.416
2019年5月号
特集
患者中心医療の"新指標"
PXで選ばれる病院になる!
毎月10日発行
A4判変型 96ページ
定価:1,296円(税込)
定期購読料:15,552円(税込)
 

今月の特集

特集 患者中心医療の"新指標"
PXで選ばれる病院になる!

医療機関における患者の入院、外来時の経験をプロセス評価することで改善につなげ、医療の質向上と、個々の患者ニーズに対応するPX(Patient eXperience:患者経験価値)。 病院の新たな評価尺度・指標として日本でも注目され、PXに取り組む病院も出てきた。 従来の指標との違いは何か、PXへの取り組みで病院はどのように変わっていくのか。

● PXの「患者中心」とは何か
患者のゴール、価値を把握
長期的視点で必要な医療を提供
● 海外でのPXの取り組み
医療の質や安全性を位置づける
指標として政府主導で推進
● 日本におけるPXの現状と可能性
日本版PXサーベイを開発
経営向上でEXにも注目
曽我香織
一般社団法人日本ペイシェント・エクスペリエンス研究会
代表理事/株式会社スーペリア代表取締役
● PXサーベイを改善につなげる
PXサーベイ票を使って
患者満足度との相関を探し出す
斎藤恵一
国際医療福祉大学教授/情報教育室室長
● 病院経営から見たPX
10年先の「選別の時代」に
求められる顧客視点の医療
井村 洋
株式会社麻生飯塚病院特任副院長/総合診療科部長
● 日本版PXサーベイ実践事例
データ解析で自院の強みを把握
実施4年で看護部中心に浸透
西本祐子
国立病院機構九州医療センター小児外科医長/
メディカルコーディネートセンター副センター長
● 座談会・PXで病院はどう変わっていくか
組織の構造部分を評価し
時代の医療ニーズに応えた
「患者中心」を実現
安藤 潔
東海大学医学部血液・腫瘍内科教授/東海大学総合医学研究所所長
菊池明美
医療法人社団松井病院看護課長
笹野 孝
公立昭和病院事務局業務課課長
松本 卓
広域紋別病院医師
病院トップの経営者魂
多角展開の原動力は
「断らない」「寄り添う」という医師の姿勢
松尾則義
社会医療法人帰巖会理事長
(大分県豊後大野市)
病院新時代
リハビリを通じてめざす
誰もが健康長寿になる地域づくり
医療法人社団三成会 南東北春日リハビリテーション病院
(福島県須賀川市)
実践 コーチング進化論
鼎談
なぜ私たちがコーチングを受け
学び、実践したかを語ろう
島田和幸 地方独立行政法人新小山市民病院理事長・病院長
長堀 薫 国家公務員共済組合連合会横須賀共済病院病院長
鈴木義幸 株式会社コーチ・エィ代表取締役社長
 

次号予告 2019年6月号 Vol.418(2019年5月10日 発行)

特集 令和時代の医療
~「患者本位」の医療を実践するために(仮題)

平成年間(1989~2019年)、医療現場では「患者本位の医療」の実現が求められるようになり、患者の納得や生活の質が医療提供において重要な要素として問われるようになった。 医療環境が大きく変わるなか、医療者、とりわけ医師は、どのような姿勢で医療提供にあたり、患者と向き合うことが求められるのか。そしてそれを支える医療機関はどのような運営が求められるのか。本企画では、来るべき「令和時代」の医療提供のあり方について、第一人者に考えを聞く。