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2016年11-12月号 Vol.3(2016年10月8日 発行)

栄養経営エキスパート 2016年 09-10月(第02号) 特集
嚥下調整食学会分類2013に基づく 物性の評価と調整
―咀嚼と嚥下の機能を考える―
隔月(偶数月)8日発行
A4判 88ページ
定価:1,620円(税込)
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特集 嚥下調整食学会分類2013に基づく 物性の評価と調整
―咀嚼と嚥下の機能を考える―

今回の診療報酬改定によって、摂食嚥下障害に対する栄養食事指導が算定可能となった。これにより、病院に勤務する管理栄養士は退院患者などに対して、在宅や施設での生活を見据えた嚥下調整食の提案をしていくこととなる。 いわば、物性についての共通の物差しを使って誤嚥につながりにくい食形態を指導していくわけだが、この物差しとなるのが「嚥下調整食学会分類2013」である。本指標の発表から3年。医療・介護共通の指標として普及しているこの物指しについて、改めてコード別に物性調整の取り組みを紹介する。

message
藤島  一郎(社会福祉法人 聖隷福祉事業団 浜松市リハビリテーション病院 病院長)
解説
栢下  淳(県立広島大学人間文化学部健康科学科 教授)
菊谷  武(日本歯科大学 口腔リハビリテーション多摩クリニック 院長)
コード別実践事例
栢下  淳(県立広島大学人間文化学部健康科学科 教授)
渡邉  光子 ほか(医療法人社団朋和会 西広島リハビリテーション病院 言語聴覚士)
栢下  淳子(徳島赤十字病院 医療技術部 栄養課長)
髙山  仁子(医療法人社団 寿量会 熊本機能病院 診療技術部栄養部)
山縣 誉志江(県立広島大学人間文化学部健康科学科 助教)

Special Talk すべての糖尿病患者には生活があり、食文化があり、個性がある
これらを尊重した栄養指導を実践しよう

Special Talk山田 悟 × 西村一弘
山田 悟(北里大学北里研究所病院 糖尿病センター センター長)
西村一弘(駒沢女子大学人間健康学部健康栄養科 教授/緑風荘病院 運営顧問)

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次 号 予 告    2017年1-2月号 Vol.4(2016年12月8日 発行)

【特集】それは私たち専門職が守るべき責務 医原性の体重減少と栄養管理(仮題)

病院食を食べているから大丈夫、病気になればやせるのは当たり前、高齢者にはお粥が当然...。こうした「病院・施設の常識」が体重減少を進行させ、高齢者のQOL 低下につなげてはいないだろうか? 本特集では「体重減少につながる病態」を解説。なぜその体重減少に歯止めをかけられないのか、考察していく。