最新号『最新医療経営 PHASE3』6月号 VOL.477
巻頭特集 岐路に立つ今 医療経営士が語る『病院経営』
巻頭特集 岐路に立つ今 医療経営士が語る『病院経営』
2024年度診療報酬改定は、病棟機能に求める「あるべき像」を明確に打ち出したといえますが、裏を返せば、その像を具現化できない病院は自らの進むべき道について再考を求められているとも捉えることができます。「今までどおり」が通用しなくなった今、病院は明確な経営戦略を描く必要がありますが、その役割を果たすキーパーソンとして、医療経営の知識を身につけ、実務に携わりながら研鑽を深めている、「医療経営士」を挙げることができます。ここでは全国の医療経営士に、経営の“専門人材”の立場から、これからの病院の方向性について語っていただきます。
- Part1 ~活動の最前線から~
- 北海道道北医療経営ネットワーク
- 北信越医療法人社団尽誠会 野村病院
- 東北みやぎ仙台ネットワーク
- 関西関西医療経営勉強会
- 関東神奈川研究会
- 中部静岡県東部医療経営研究会
- 沖縄医療経営士沖縄県自主勉強会
- Part 2 ~未来への提言~
- 京都から日本の医療に新風を自閑昌彦
医療法人徳洲会 宇治徳洲会病院
心臓血管内科医長(医療経営士1級) - 病院のパートナーとして熊田貴之
エーザイ株式会社
製品戦略推進部キーアカウント推進室長(医療経営士1級)
病院トップの経営者魂
EVENT
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コロナ禍明けで5年ぶり
在宅サービス研究発表会が開催 - 医療法人社団福寿会
医療法人社団福寿会による第17回在宅サービス研究発表会が4月6日に開催。5年ぶりの開催となった同会は、法人職員のほかに地域住民も多数参加し、在宅サービス提供における患者・利用者の満足度の向上をめざし、外部講師や職員らによる研究発表が行われました。
インタビュー
- 東京ミッドタウンクリニックがめざす
「ウェルビーイング」とは -
古川哲也
リゾートトラスト株式会社専務取締役/メディカル本部長
株式会社アドバンスト・メディカル・ケア代表取締役社長
株式会社アドバンスト・メディカル・ケアが運営支援する「東京ミッドタウンクリニック」は、内科をはじめとする外来保険診療、人間ドック・健康診断、歯科、美容皮膚科、がん治療、さらにヘルスケアショップ等、幅広い医療・ヘルスケアサービスを展開しています。多角的なサービス転科の裏には、アメリカのジョンズ・ホプキンス・メディスンとの提携(現在は解消)、一部の診療科に対して国際的な医療機能評価JCI(Joint Commission International)の認証取得、さらには国内医療界の第一人者によって構成される倫理審査委員会による査定などがあります。同社のめざす医療・ヘルスケアとはどのようなものあの科。代表取締役で、同社の親会社であるリゾートトラスト株式会社の専務取締役メディカル本部長を務める古川哲也さんに話を聞きました。
Pick Up!
- 高橋教授のこの人に会いたい
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東大数理化初の起業家が描く未来図
大田佳宏
Arihmer株式会社代表取締役社長兼CEO
東京大学大学院数理科学研究科客員教授 - 事務長の目
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荒木伸之
IMSグループ医療法人社団明生会
イムス札幌内科リハビリテーション病院 事務長
次号予告 2024年7月号 VOL.479(2024年6月10日 発行)
特 集 適正な受け入れも円滑な在宅復帰もコレ次第 「入退院支援」の今(仮題)
2024年度診療報酬改定でも、入院退院支援はさまざまな切り口で見直しが進められました。病棟運営にも大きな影響を及ぼすだけに、今や、地域連携室単独の業務ではなく、病院全体の経営課題として位置づける必要があります。一方で、紹介元医療機関や介護施設との連携、退院時の環境整備など課題も多いです。本企画では、経営層、病棟、地域連携室にとどまらず、連携相手となる介護施設などにも話を聞き、入退院支援のあり方を多角的に考察します。