一方、ホームヘルパー養成研修の存続について考えてみましょう。 3級課程については、次回(2009年)の介護報酬改定時に、訪問介護の算定要件から外されることは周知の通りです。 この流れから予測すると、2級課程についても近い将来算定要件から外され、やがてはヘルパー資格自体が消滅するのではと予測されます。 ただし現時点では、厚労省は1・2級課程の養成研修の廃止は想定しておらず、 基礎研修と並行して実施すべきとの意向を示しています。確かに介護職員の人員不足の問題は深刻化しています。 高齢化が進行するなか、介護職員もますます増員する必要に迫られているのです。 そんな中で、事業所は、希望する人たちに良質の勉強の機会をつくり、人材をどんどん世に送り出し続けることが期待されています。 当面、最速で就業が可能なヘルパー研修が必要とされるのは言うまでもありません。 そして、この時期に問題意識をもって育てられたヘルパーは、基礎研修を受ける必要を十分理解して巣立ち、 基礎研修を受けに再び母校に戻ってくるでしょう。形にとらわれすぎず、本当の目的を見失わなければ、 すぐにでもできることはあるのです。事業所の意識の変化、それが基礎研修の第一歩でもあります。 基礎研修については、 ・ホームヘルパー通信より ・なぜ基礎研修なの? でより詳しくご説明しております。 どうぞご一読ください。 [ BACK | NEXT ] |