介護ビジョン
最新号紹介
バックナンバー
執筆者紹介
事業所PICKUP
編集部ブログ
インタビュー&リポート
お知らせ
介護・福祉ニュース
学会・研究会情報
セミナー情報
メールマガジン
JMPブックストア
介護ビジョン
Web付録
 
 厚労省 潜在的有資格者の就労意識を調査

 厚生労働省は12月25日、「介護福祉士等現況把握調査」の結果を公表した。同調査は、介護福祉士、社会福祉士および精神保健福祉士(以下、3資格)の有資格者でありながら福祉・介護分野で就労していない、いわゆる"潜在的有資格者"が多数存在することから、有資格者の就労状況や就労意識などを調査することで、適切に就労に結びつけていくことが目的。3資格の登録機関である財団法人社会福祉振興・試験センター(以下、試験センター)が厚労省からの補助金を受けて実施した。

 調査の対象期日は原則2008年7月1日現在とし、同年3月末時点の有資格者770,896のうち同意の得られた308,583人に調査票を送付、186,379人(約60%)から有効回答を得た(表1)。なお、調査回答者の性別は、全体で男性29,706人(約16%)、女性145,809人(約78%)となっている。

 調査の結果、就労の状況は福祉・介護分野が142,980人(約77%)、他分野が15,800人(約9%)、非就労が27,599人(約15%)。また、資格別に見ると、介護福祉士については約79%が福祉・介護分野で就労しており、その他の資格と比べて潜在的有資格者の割合が最も低かった(図1)。

 次に、現在他分野で就労している有資格者の業種を見ると、3資格いずれも「病院・診療所」の割合が最も高かったほか、社会福祉士・精神保健福祉士については「公務員(福祉以外)」、介護福祉士については「サービス業」も高かった。また、過去福祉・介護分野の仕事で就労していた人が辞めた理由については、いずれも「給与等の労働条件が悪いため」が最も高く、「仕事の内容がきついため」「職員間の人間関係が良くないため」などの割合も多かった(表2)。しかしながら、福祉・介護分野への復帰意向をみると、「ぜひ戻りたい」が6.2%、「条件があえば戻りたい」が39.4%となっており、有資格者の約5割に復帰の意向があることがわかる。

 現在就労していない有資格者については、3資格いずれも「出産・子育てのため」が理由で働いていない人が多かった(表3)。そのうち、過去福祉・介護分野で就労経験のある人の約7割は、同分野への復帰意向を示している。一方、社会福祉士の約1割、介護福祉士・精神保健福祉士の約2割が「戻りたくない」と回答していた。

 一方、過去福祉・介護分野で就労経験のない有資格者については、「給与・諸手当が低かった」ために就労先として検討しなかった割合が最も高かったほか、「社会的な評価が低いと感じた」「夜勤や休日出勤など不規則だった」などの割合も高く、待遇の悪さが潜在的有資格者を増加させていることがわかる(表4)。就労するうえで改善して欲しいこととして、3資格いずれも半数以上の人が「資格に見合った給与水準に引き上げる」を挙げていた。

 調査結果の詳細は、厚労省ホームページ(http://www.mhlw.go.jp/bunya/seikatsuhogo/haaku_chosa/index.html)まで。
 
▲このページのTOPへ
| HOME | 医療経営 | 栄養・食事 | 介護・福祉 | 予防・健康 | オンラインショップ | 企業情報 |
| 定期購読・ご登録情報変更 | お問い合わせ | 広告掲載のご案内 | プライバシーポリシー | サイトマップ |
Copyright 1999-2009, Japan Medical Planning, All rights reserved